2003年1月26日(日) 〜 2004年2月25日(水)

三菱ディオン 「銀の獅子号」

dion2003.jpg
三菱ディオン 2WD 2000cc EXCEED CVT


2003年1月26日(日)


   午前8時より「仮面ライダー555」の初回を鑑賞。内容的には「フナフナ」としか
  言いようの無い出来だった。どう考えても、携帯電話で変身するのはあんまりだわ。

   ……というわけで、前途多難な新番組ではある(^_^;)。

   午後から、妻を誘って近所のトヨタビスタまで「WISH」を観察しに行った。実は
  今年で車歴19年目を迎える「蒼い狼号」の車検切れが本年6月に迫っており、ついに
  私にも次のクルマを選定せねばならない時期が訪れたのである。テレビCMにも思わず
  反応してしまう今日この頃だが、7人乗りの「WISH」は気になる新車だったのだ。

   しかし残念ながら「WISH」の実物を見た第一印象は予想外に悪かった。そもそも
  窓が小さ過ぎて、あれではまったくお話にならない。勧められるまま試乗もしてみたが
  まったくトキメキを感じない。仕方ないので今度はその足で三菱まで出向き、2年前に
  新車を検討した時点で、消去法で残っていた「ディオン」の見積もりを再度依頼した。

    三菱「ディオン」2WD 2000cc EXCEED SUPER CVT

        車両本体価格 : 2,280,000 円
        附属品価格計 :   208,300 円
        消費税    :   124,415 円
        諸費用支払額 :   259,430 円
       ------------------------------------------
         支払総額  : 2,872,145 円

   う〜む、高いのう(^_^;)。セールスマンは「端数の72,145円を値引きして 総額
  280万円で如何でしょうか?」と言うが、まったく寝言は寝て言って欲しいものだ。
  私が「総額250万円になれば買ってやる」と答えたら、案の定セールスマンは苦悩の
  表情を浮かべて もがき苦しんだ。

   「上司と相談して、250万になったらウチまで来い」と言い残してその店をあとに
  したら、わずか2時間後にさっきのセールスマンが我が家までやって来て、「やっぱり
  250万円はとても無理です(^_^;)」と泣き言を言う。無理なら無理で仕方がないから
  今日のところは丁重にお断りして、セールスマンにはお引き取り願うことにした。

   ……というわけで、こちらも前途多難な新車選定ではある(^_^;)。

2003年5月11日(日)


   ここ半年ばかり、数々の新車発表をずっとワッチして来たつもりだが、要するに私の
  琴線に触れる「魅力的なクルマ」はまったく現れない。以前「消去法」から第一候補に
  なった三菱「ディオン」を、どうやら買わねばならない運命にあるような感じである。

   というわけで今日は三菱のディーラーを2軒回り、正式な「最終見積もり」をとって
  もらった。三菱は「私どもはワンプライスです」などと、一体誰に断ってそんなことを
  決めたんだ?(^_^;)と言いたくなるほど値引きには「渋チン」だが、私自身は向こうの
  言い値でクルマを買わされること自体が、我慢ならんほどに悔しいのである! 昔なら
  30万円40万円引きは当たり前だったはずのクルマの値引きなのに、各社のセールス
  マンたちは19年振りにクルマを買おうと思っている私に対し、全員でナメてかかって
  いるんじゃないか?と勘ぐりたくなってしまう。

   早めに決断せねばならないが、果たしてこの結末はどうなるのでしょう?(^_^;)

2003年5月12日(月)


<< 三菱ディオン カラー希望 調査票 >>

カタログを見て、1番目に好きな色と2番目に好きな色を、各人下の表に書きなさい。
蒼い狼号の2代目だ、よ〜く考えるように。1番=5点、2番=3点で計算する。父。

<< 初回投票結果 >>
   
<< 2回目投票結果 >>
 
1番目に好きな色
2番目に好きな色
ダークブルー!
ダークブルー!
ライトグリーン
シルバー
長女
ダークブルー
シルキーホワイト
長男
シルバー
シルキーホワイト
次男
シルバー
ライトグリーン
次女
ライトグリーン
ブラック
 
1番目に好きな色
2番目に好きな色
ダークブルー!
シルバー(^_^;)
ライトグリーン
シルバー
長女
ダークブルー
シルキーホワイト
長男
シルバー
シルキーホワイト
次男
シルバー
ライトグリーン
次女
ライトグリーン
ブラック

結果発表!
1位
シルバー
16点
2位
ライトグリーン
13点
3位
ダークブルー
10点
4位
シルキーホワイト
 6点
5位
ブラック
 3点

   初回投票結果には、家族の全員から「ブーイング」が出た。やむなく 無難な(しかし
  面白味のない)「シルバー」を選ばざるを得なかった。

   ……くそぅ、長男と次男の「買収」に失敗してしまった。無念である(^_^;)。

2003年5月18日(日)


   クルマを買った。三菱の「ディオン」である。昨夜、正式書類に署名した。これから
  メーカー注文するそうで、納車は来月中旬くらいになる予定。ようやく、大きな仕事が
  ひとつ片付いた。その意味では感慨深いが、さりとてテンションはさほど高くない。

   今回の価格交渉では、三菱の言う「ワンプライス」からどこまで値引きさせるか?が
  焦点だった。あらゆる裏ワザと駆け引きを駆使したつもりだが、結局、思ったほどには
  値引きしてもらえなかった。もっとも三菱が言うには「これでも破格のお値段」らしく
  ギリギリ273万円が限度のところ、さらに私の我が侭を聞いて270万円ジャストに
  したものらしい。本当かなぁ? 19年振りにクルマを買うから、騙されているんじゃ
  ないのかなぁ?(^_^;)

    三菱「ディオン」2WD 2000cc EXCEED CVT

        車両本体価格 : 1,998,000 円
        特別仕様(NAVI):   347,000 円
        附属品価格計 :    98,000 円
        消費税    :   122,150 円
        諸費用支払額 :   305,430 円
        特別値引き  : ▲ 170,580 円
       ------------------------------------------
         支払総額  : 2,700,000 円

   家族が「どうしてもカーナビが欲しい」と言うもんだから、最初は一体型ナビ付きの
  EXCEED Super Package にしようか と思っていた。しかし、ステアリングに本革巻など
  要らないし、一体型ナビはメーカーオプションで EXCEED にも取り付け可能と判明した
  ため、結局ただの EXCEED に DVD-NAVI を付けることにした。

   車体色は、私としては絶対に「ダークブルー」にしたいところだったが、妻の猛烈な
  反対にあって選択は暗礁に乗り上げ、結局、家族全員が自分の一番好きな色と二番目に
  好きな色に投票して、一番を5点、二番を3点として集計したところ、ごくありふれた
  面白味のない「シルバー」に決まってしまった(16点)。

   車体色が「シルバー」に決まった途端、私のこのクルマに対するテンションは完全に
  下がってしまい、もう何がどうでも良くなった。冒頭に書いた気持ちは、実はこういう
  意味だったのである(^_^;)。

2003年6月1日(日)


   本日は東九州三菱自動車販売(株)の営業氏が我が家を訪れてくれた。戸田家の新しい
  クルマ「銀の獅子号」は、現在、福岡市内の工場までやって来て、メーカーオプション
  装備の取り付け工事中らしい。今月10日過ぎに大分までやって来て、そこでも装備を
  取り付ける由。納車は、今月中旬くらいになりそうだ。古い「蒼い狼号」に付いている
  レーダー探知機を、そのまま取り付けてくれないか?と依頼しておいた。

   本日の営業氏は、先月末の昨日が提出期限だった書類(その他)一式を預かった。念の
  ために書いておくと、その明細は以下の通りである。

    1.銀の獅子号の、前払金30万円
    2.平成15年度の、自動車税納税通知書
    3.蒼い狼号の、3ケ月分の自動車税1万円(おつり有り)
    4.蒼い狼号の、任意保険証書

   これだけのモノを預かって帰ったと言うのに、営業氏は「預かりメモ」1枚すら発行
  してくれなかった。まぁ私もあんまり堅いことは言いたくないが、銀行員なら常識外れ
  だと言われても仕方ない所業ではある(^_^;)。

2003年6月16日(月)


   戸田家の新しいクルマ「銀の獅子号」は、まだ納車されていない。実は昨日、三菱の
  営業氏に電話して特定ナンバーの取得について相談してみたら「まだ間に合います」と
  言ってくれた。それはそれで良かったのだが、その特定ナンバーの取得のためにはもう
  4〜5日納車が遅れることになるらしい。なんでも、ほとんど車検証まで出来上がって
  いたところを、これからナンバー変更をするから再処理日数が必要です、とのこと。

   ちょっと、それはないんじゃない?(^_^;) 特定ナンバーの件は最初から話していた
  はずで、いずれ頃合を見て「ご相談」ということになっていたのに、結局のところ昨日
  私の方から電話したから再処理を行なう……ということなら、つまりは営業氏が連絡を
  失念していたことにはならないか?

   哀しいかな、こうしてますます、私の「銀の獅子号」に対するテンションは下降する
  一方なのであった。「もうどうでも良いや」って感じ? 「蒼い狼号」の車検切れまで
  あと何日なのかな?と思って確認してみたら、有効期限は本年の6月29日であった。

   もう、ここまで来たら、あんまりカリカリせず「最後のひととき」を味わいますか?

2003年6月21日(土)


   新しいクルマの納車を明日に控え、今日は19年間走り続けた「蒼い狼号」の最後の
  大掃除を行なった。まずは近所のガソリンスタンドまで走って、ワックス洗車をかけて
  もらう。ガソリンスタンドの兄ちゃんが「こんなクルマにワックスですか?」てな顔を
  していたのが可笑しかった。ふふふ、今の私のこの気持ちは、キミには到底判るまい。

   ワックス洗車が終わったあと、自宅のガレージまで戻って来て、今度は車内の掃除に
  取り掛かる。掃除機を持ち出してゴミを吸いまくったが、リアシートをめくってみたら
  今日までガキたちがクルマの中で食べたお菓子の空袋などが散乱していた。10年前の
  ゴミまで混じっていたかも知れない(^_^;)。フロアマットを水で洗い、運転席の回りは
  特に念入りに綺麗にして、私はこの物言わぬ愛車に最後の晴れ姿を飾らせてやった。
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これが最後の大掃除
栄光の カローラU エンブレム
ピカピカになった 蒼い狼号

   大掃除が終わったあと、私は玄関前に「蒼い狼号」を停めて、妻と2人で記念写真を
  撮ることにした。19年前、初めてこのクルマを買った頃は、私と妻はまだ知り合った
  ばかりの間柄だったのである。このクルマで私たちは色々な場所をデートした。やがて
  2人は結婚し、私たち夫婦には次々と新しい家族が増えていったが、その時にはいつも
  このクルマがそばにいてくれた。言ってみれば、このクルマは私たち家族の歴史と共に
  今日までの19年間を走り続けてきてくれたのである。
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19年前も、こんな写真を撮った
家族6人、最後の記念写真

   最後に私は「蒼い狼号」を丁寧にガレージに格納し、運転席を出たあとこのクルマの
  ボンネットに接吻した。お前とはいよいよ明日でお別れだ。今日までの累計走行距離は
  112,621キロメートルだった。19年間、本当に有難う!

2003年6月22日(日)


   本日午前10時過ぎ、戸田家の新しいクルマ「銀の獅子号」が我が家に納車された。
  初めて我が家までやって来た「銀の獅子号」は、折からの小雨に濡れて静かに玄関前に
  停車していた。とりあえず、担当営業氏には家の中に入ってもらい、正式書類の授受と
  ともに、廃車される「蒼い狼号」のキーの引き渡しも行なった。

   そのあと担当営業氏と「銀の獅子号」に乗り込んで、エンジンのかけ方からカーナビ
  操作のやり方まで、一通りの説明を受けた。しかし、私自身はこの「銀の獅子号」には
  あまり深い思い入れがなく、なんと言っても今日が「蒼い狼号」との最後のお別れの日
  だと思うと、むしろそっちの方が気になって、営業氏の説明はほとんど耳に入らない。
  せっかく「クラッチペダルはどこですかぁ?」というギャグを用意していたのに、結局
  そのギャグを言い出す機会がなかったのは誠に残念なことである(^_^;)。
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最初で最後の ツーショット写真
今日からヨロシク、銀の獅子号

   説明が終わったあと、ガレージに初めて「銀の獅子号」を格納して、新旧のクルマが
  並んだツーショット写真を撮らせてもらった。2台が並ぶと、ことさら「蒼い狼号」の
  車体の方が小さく見えてしまう。その刹那、私は鼻の奥がツーンとしてしまい、思わず
  涙が溢れてきてしまった。40過ぎたおっさんが、営業氏の手前もあって実にみっとも
  なかったが、私は「蒼い狼号」に近づきボンネットに額を押しつけると、嗚咽しながら
  もう一度だけ彼女に接吻した。それが、最後のお別れだった。本当に、このクルマには
  世話になった。私は死ぬまで決して この「トヨタカローラU 1500SE」を忘れることは
  ないだろう。

   営業氏が「蒼い狼号」を運転して営業所まで帰るのを見送ったあと、ガレージの中に
  正式に「銀の獅子号」を入れ直すと、とりあえず本日の儀式は滞りなく終了した。今日
  からは、この「三菱・ディオン EXCEED」が 我が家の一員である。どうかヨロシクね。

2003年6月23日(月)


   月曜だと言うのに、朝から雨。いつものように、泣きながらバイクで通勤した。

   今日は、昨日納車された「銀の獅子号」の代金のうち、まだ支払いが終わっていない
  残金をまとめて「東九州三菱自動車販売株式会社」に振り込んだ。これで「虎の子」の
  定期預金がほぼゼロになった(^_^;)。今後の財産形成にとって深刻な事態ではある。

   昨日は納車のあと、午後から初の試運転で、家族全員を乗せて県立図書館まで行って
  みた。奮発したカーナビはもの凄い機能が「てんこ盛り」状態で、使いこなすのに相当
  時間がかかりそうだ。AMもFMも、ラジオの受信状態は良好だったが、テレビの方は
  あんまり良く映らん(^_^;)。DVDで映画を観ながら、ドライブするのはいつの日か?
  バック運転時のリアビューカメラは便利だけど、クルマの四隅に取り付けられた障害物
  感知センサーは少々うるさかった。ピーピーピーピー鳴りやがって黙っちょけ!(^_^;)
  という感じである。

   まぁ、このクルマは家族のために買ったようなモノで、数年後の将来には子供たちも
  運転する(かも知れない)ので、初心者用の装備が最初から付いていた方が良いだろうと
  思って納得することにした次第。

2004年2月15日(日)


   我が家のクルマ「銀の獅子号」が、災難に会ってしまった(^_^;)。本日午前中、子供
  劇場の手品大会が大分南公民館にて行なわれ、妻が次男次女を連れてそれを観に行った
  わけだが、その時「銀の獅子号」を公民館近くの神社の境内に停めたそうだ。いつもは
  公民館の駐車場に停めるところ、今日だけはクルマの台数が多いので、あらかじめ子供
  劇場側が神社の境内を借用していた由。

   手品大会は盛況で、次男次女も十分堪能したあと、停めてあったクルマのところまで
  戻ってみたら、なんと!「銀の獅子号」の後部トランクドアから後部窓ガラスにかけて
  泥だらけになっていたと言うのである。子供の悪戯らしく、かなりガリガリとこすった
  跡があり、トランクには引っ掻いた文字で「おバカ!」とまで書いてあった(^_^;)。

   新車購入以来、わずか8ケ月にも満たない時点での災難である。一体、どこのガキが
  しでかした不始末だろう? 妻の話では、最初にクルマを停めた時、境内には中学生や
  小学生らが数人遊んでいたらしい。きっと、そいつらの仕業に違いない。泥で汚すだけ
  ならまだしも、引っ掻き文字で「おバカ」だなんて、うううう、「おバカ」はお前らの
  ことじゃ〜!(^_^;)
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傷だらけになった 銀の獅子号
写真じゃ 判らんな〜 (^_^;)

   東九州三菱自販が「6ケ月点検」のハガキを送ってくれていたが、今日まで点検には
  出していなかったので、これを機会に様子を見てもらおうと思い、午後から早速三菱の
  ディーラーまで銀の獅子号を走らせた。オイル交換やタイヤの空気圧調整など済ませた
  あと、祈るような気持ちで問題の引っ掻き傷を調べてもらった。整備係のお兄ちゃんが
  コンパウンドでトランクドアを磨いてくれて、辛うじて「おバカ」の文字だけはあまり
  目立たなくなったが、それでも精神的なショックは計り知れないものがある。

   ディーラーの話では、こんな場合、トランクドアを再塗装すると最低でも3万円以上
  かかると言う。さらに塗り分けラインを目立たなくしたいと思えば後部窓ガラスを取り
  外す必要があって、それにはさらに2万8千円の別料金がかかるらしい。また「板金」
  というのも変だけど、塗装の下準備としてのヤスリがけが4千円、しめてお値段7万円
  近くも支払う……計算になってしまうのだ(^_^;)。

   そんなカネ、払えるわけね〜じゃん。だったらこれは単純に「泣き寝入り」なのか?
  一体これは、どういうことなんでしょうねぇ?(T_T)

2004年2月16日(月)


   昨日のショックはまだ続いている。たかが「ガキの悪戯」かも知れないが、購入以来
  まだ8ケ月も経っていないクルマの塗装面をガリガリこすられて、その上「おバカ」と
  までイタズラ書きされた、そのやりどころのない憤りを噛みしめる男の気持ちをどうか
  読者も察して欲しい(^_^;)。

   昨日は呆然としてディーラーから帰って来たあと、犬を散歩に連れて歩いているうち
  フツフツと怒りの気持ちが芽生えて来た。どこのガキか知らないが、草の根分けてでも
  そいつの自宅を捜し当て、保護者である両親に怒鳴り込みたい心境である。出来るだけ
  冷静に考えて、最も効果的な「抗議の文言」を用意してみたので聞いて欲しい。

   案1。相手の親の目をじっと見る。「270万円、払いなさい」「私はこのクルマを
  去年の6月に270万円出して購入した」「アナタが払う270万円で、我が家はこの
  クルマとまったく同じクルマをもう1台買う」「当然このクルマはくれてやる」「売る
  なり乗るなり落書きするなり、好きにすれば宜しかろう」「もう1度言う、270万円
  払いなさい」……極めて理にかなった正論だと(私は)思うが、この案は家族にはあまり
  好評ではなかった(^_^;)。新車同然とは言え、今日まで「8ケ月間」乗った分が、考慮
  されていないと言うのである。よ〜し、ならばこれはどうじゃ?

   案2。相手の親の目をじっと見る。「修理代を全額払いなさい」「ディーラーが言う
  には、修理には7万円近くかかるらしい、そのカネを全額払いなさい」「その時、修理
  工場の選択権は当然ながら私にある、当方指定の修理工場で修理してもらう」「ただし
  それだけでは私の怒りは治まらない」「アナタの家のクルマは新車ですか? もし新車
  でなければ、何年か先に新車を購入した時点で、私のところまで連絡を寄こしなさい」
  「私は8ケ月ほど経ったあと、またここまでやって来て、アナタの新車同然のクルマに
  これと同じ傷を付けてやります」「もちろん、その時の修理代は、私が全額払います」
  ……これも極めて理にかなった正論だと(私は)思うが、この案はさらに家族には不評で
  ある。長女は「ヤクザみたい(^_^;)」と言うし、妻は「私はこんな人と結婚したの?」
  とまで言うのである。

   おいおいおい、ちょっと待てや(^_^;)。わしが一体、どんな悪いことをしたんじゃ?
  何ひとつ悪いことはしてねぇじゃないか? 手品大会の時、私は自宅の書斎で耳くそを
  ほじくりながら、デレ〜っと恍惚のよだれを垂らしていただけじゃないか? その男が
  日頃は全然運転しないクルマだとは言え、270万円も払って買ったクルマを台無しに
  されて、それがなんで「ヤクザ」呼ばわりされなきゃならないんだぁ? ううううう〜
  こ〜の〜う〜ら〜み〜、晴〜ら〜さ〜で〜お〜く〜べ〜き〜かぁ〜(^_^;)。

2004年2月17日(火)


   今朝バイクで会社に行く時、朝日に当たった「銀の獅子号」の後部トランクを眺めて
  みたら、問題の「おバカ」の文字はほとんど目立たなかった。むしろ、文字以外の傷の
  方が目立つほどで、これはもう「泣き寝入り」するしかなさそうである(^_^;)。

   あまりイライラしても仕方ないので、もう忘れることにしようと思う。

2004年2月25日(水)


   先日、ガキの悪戯でトランクドアに傷を付けられた「銀の獅子号」だが、子供劇場の
  主催者の方々が、なんと!有志を募って我が家に「お見舞金」を提供して下さることに
  なった。あらかじめ掛けてあった保険も、今回のようなケースには適用することが困難
  だったらしく、結局、主催者(数人)が少しづつお金を出し合ってお見舞金とすることに
  決めたそうである。金3万円也、だってさ。

   本当に、有り難いお話ではある。しかし、私としてはこのお金を受け取ることは到底
  出来そうにない。「どなたかに負担させてしまう」ことが、私には耐えられることでは
  ないからだ。そんな負い目(?)を 背負って生きて行くくらいなら、いっそ泣き寝入りで
  完全に忘れる方が、すがすがしいではないか(^_^)。 我ながら、チとやせ我慢が過ぎる
  かな?と思わんでもないが、今回は丁重にお断りして「ご返金」することにした。

   もっとも、現時点で「銀の獅子号」のトランクは、先日ディーラーでコンパウンドを
  かけてもらったこともあって、ほとんど傷は目立たなくなっている。我々は、あそこに
  引っ掻き傷で「おバカ!」と描いてあったことを「知っている」からこそ、うっすらと
  傷の存在を認めているが、知らない人に黙っていたら多分気付かないままなんじゃない
  のか? その意味では、この「銀の獅子号」を買う時あれほど揉めたボディーカラーが
  結果的には「シルバー」だったことが幸いしておるかも知れぬ。

   これはもう「人間万事塞翁が馬」だと思うしかないような感じですな(^_^;)。



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