2001年12月29日(土) 〜 2002年12月6日(金)

今世紀初の、デジタルカメラ 購入記


MVC-FD91
psg3.gif
dmc-fz1.gif
SONY MVC-FD91
Canon PowerShot G3
LUMIX DMC-FZ1


2001年12月29日(土)


   朝起きたつもりだったが、時計を見たらなんと午後1時だった(^_^;)。昨夜寝たのが
  夜中の3時過ぎだから、10時間近くも寝ていたことになる。こんなに寝たのは本当に
  久し振りだ。「爆睡」だったので、鈍い頭痛すらする。リビングに降りて行くと、家族
  全員が「年の暮れの大掃除」をやっていた。私は一人でパンを焼き、コーヒーメーカー
  から冷めきったコーヒーを注ぐと、一人で遅い朝食を取った。

   4人の子供たちは、手分けして1階窓ガラスを拭いている。妻は洗濯物の取り込みに
  忙しい様子である。バツが悪いので私も自分の書斎の掃除をしようと思ったが、ここで
  妻から「御下命」がくだった。キタムラカメラに行き、頼んでいる年賀状を受け取って
  来いとのことである。そうだった。我が家では今年は(今年も?)まだ、年賀状を書いて
  いないのである(^_^;)。

   キタムラカメラに行ったら、オリンパス E-20 と キヤノン EOS D30 が置いてあって
  思わず店員に「ショーウィンドーのカギを開けて下さい!」と頼んでいた。Webでは
  しょっちゅう目にする製品だが、実物に触るのは今日が初めてだ。どちらの製品も実に
  ズッシリしており、その「一眼レフ」としての風格に、思わず惚れ込んでしまった。

   そもそも、(TT)戸田プロダクションとは、趣味の写真のアルバム編集プロダクション
  として、30年以上も昔に生まれた「道楽看板」なのである。今でこそ、こんなサイト
  運営にうつつを抜かしているが、やはり基本的には「写真道楽」もキッチリと押さえて
  いきたいところだと、常々私は思っている。

   現在の私の愛機は、ソニー MVC-FD91 だ。こいつのズームは「光学式14倍」という
  並外れたスペックであり、通常利用では誠に使いやすいカメラである。しかし、80万
  画素という画素数は(今となっては)少々物足りず、Webサイトで使う写真は撮れても
  プリントを前提とする写真が撮りづらいという泣き所がある。また撮影モードが固定で
  まともな夜景が撮れないのが困りものだ。シャッタースピードが最長でも 1/60 秒より
  長くは設定出来ず、その上「バルブ」も無いのである。そういうわけで、私はここらで
  もう1台、キチンとした「一眼レフらしい」デジカメが是非とも欲しいのだ。

   しかし、年賀状を受け取りに行ったついでに、20万も30万もするデジカメなどを
  買って帰るわけにはいかない。そんなことしたら、妻には正月も来ないだろう(^_^;)。
  今日のところはカタログをもらって帰るだけでガマンした。

2002年9月16日(月)


   3連休の最終日。長女は、今日もテニスの部活だった。いやはや、本当に良く頑張る
  もんだねぇ。勉強もその調子で頑張ってくれると、お父さんも嬉しいんだけどねぇ。

   今日は1日中ブラブラとWebをネットサーフィンして、のんびりインターネットの
  「ウインドーショッピング(見るだけ)」と洒落込んだ。欲しいモノを書斎に居ながらに
  して見て回るのは、人生至福のひとときである(^_^)。

   世の中が「21世紀」になって、もう2年近くになる。前世紀の終わり頃から猛烈に
  欲しくなった卓上ボール盤と新型デジカメの「品定め」はまだ終わったわけではない。
  結構アンテナを高くして研究しているつもりだが、なかなか「これだ!」という製品が
  見つからないのである(^_^;)。

   卓上ボール盤を買うとしたら DRP-250 にすべきか、はたまた DP-900S まで背伸びを
  すべきなのか? 新しいデジカメを買うとしたら EOS D30 にすべきか、はたまた 本日
  新登場した G3 を受けて、近日中に値下がりするに違いない PoworShot G2 を狙うべき
  なのか? ……てな調子で際限なくブラブラしていたら、なんと! 某所で驚愕の注目
  情報を入手した! どっひゃ〜「週刊リアルロボット」っスか? マジっスか?

   ぐはぁ、これは当分悩みそう……(^_^;)。

2002年11月19日(火)


   デオデオに行って、デジカメとカラープリンタを物色する。新発売の「パナソニック
  DMC-FZ1」が 陳列されていることを期待していたのだが、残念ながら大分市には
  まだ入荷していないそうである。このカメラ、光学12倍のズームレンズが付いていて
  しかもそのレンズが全域 F2.8の明るさなのだ。ちょっと気になるデジカメである。

2002年11月27日(水)


   会社帰りにヤマダ電機に寄って、念願の パナソニック DMC-FZ1 と初めて対面した。
dmc-fz1.gif← LUMIX DMC-FZ1

   うむ、悪くない感触だ。プラ製ボディーがオモチャみたいに軽くないか?と心配して
  いたが、なかなかどうして、結構評価に耐え得るレベルだ。陳列品はバッテリーが充電
  されていなかったので、店員に無理を言ってACコードを挿してもらって操作開始。

   グリップ感はまぁまぁで、ズームスピードは合格だ。なんと言っても、光学12倍は
  頼もしい。私の愛機である MVC-FD91 の光学14倍には及ばないが、いつもテレ端だけ
  使うわけじゃないからね。メニューの操作方法も、意外と判りやすかった。ストロボが
  飛び出る時の動作が洒落ているが、このストロボはレンズフードでケチられないのか?
  まぁ、私はストロボを一切使わないから、どうでも良いけどね。それにしても、全域で
  F2.8 出る「秘密」が判らない。テレ端で F2.8 を確保することで「全域 F2.8」という
  キャッチコピーを保証して、実はワイド端はもっと明るいんじゃないか?とさえ思う。

   全般的に、カンタン操作で気楽に広角から望遠までバシャバシャ撮るには非常に良い
  カメラだと思った。早い話が「気に入った!」ということだ。ヤマダ電機でのお値段は
  税別 56,800 円。価格コムなどの最安値より 5,000 円程度 高い感じだが、これはまぁ
  大分なら仕方ないところだろう。

   惜しむらくは、やはり撮影モードが「オート」しか無い点だ。これからはNゲージの
  電車やレイアウトを撮りたいと思っており、そのためには「マニュアル」モードが必須
  だと感じている。キヤノン PowerShot G3 との、比較だよなぁ。その辺がどうなのか?
  大いに気になるところ。今日はカタログだけもらって帰った。

   トップページのカウンタが、19,000 ヒットをオーバーした! ひょっとすると
  年末までに「2万ヒット」が夢ではないかも知れぬ。 いつも有難うございます(^_^)。

2002年11月29日(金)


   今日はまたも会社帰りにヤマダ電機に寄って、キヤノン PowerShot G3 と対面した。
psg3.gif
PowerShot G3

   今回も陳列品はバッテリーが充電されていなかったので、無理を言ってACコードを
  挿してもらった。しかし、今日の兄ちゃんはなかなか無理に応じてくれず、かなり苦労
  した。ヤマダ電機大分店でこのカメラに火を入れたのは、私が初めてらしい(^_^;)。

   グリップ感はまぁまぁだが、ズーム及びAFはチとトロく感じた。光学4倍の割には
  という意味だが、逆に言えば光学4倍だからこそトロく感じるのかも知れぬ。いずれに
  せよ許容範囲内ではある。メニューの操作方法は、さすがに パナソニック DMC-FZ1 と
  比べてかなり複雑だ。評価記事では「アクセス性に優れた操作インタフェース」と紹介
  されているが、どうすれば絞りとシャッタースピードの変更が出来るのか?にわかには
  判らなかった(^_^;)。あのボタンが、スクロールマウスのスクロールボタンと同じ操作
  方法なんだぁと気付いたのは、店を出たあとのことである(昭和生まれだねぇ(^_^;))。

   ひとつだけ、私にとっては「致命的」と言うべきポイントを見つけた。実に悩ましい
  問題である。なんと! 光学ファインダーの中に、ガイド表示が出ないのだ! G3の
  光学ファインダーは、4群4枚構成の「実像式」ズームファインダーだった。常に液晶
  モニタと非同期で使えるのは嬉しいが、絞りやシャッタースピードなどを確認する時に
  いちいちファインダーから目を離してたんじゃ、まったく意味ねぇじゃないか!

   カメラというものは、顔に密着させて脇を締めて、キューッと絞り込むような感じで
  シャッターを切るものだ。銀塩だろうがデジタルだろうが、その「基本」は変わらない
  はずである。世の中の人々は、カメラを身体から離してモニタを眺めつつシャッターを
  切るが、あれでは画角が大きくズレてブレちゃうので、ロクな写真は撮れないと思う。

   私は撮影時に「ファインダーしか覗かない」男なので、このファインダー仕様は誠に
  残念である。撮影時に100人中90人までが液晶モニタしか見ない「ど素人」ばかり
  というご時世になって、キヤノンともあろうメーカーが、こんなひどい製品を作るとは
  情けない気持ちで一杯だ。さらに詳しく調べたら、視野率が「83%」しかないことも
  判っちゃった。なんか、ファインダー派は徹底的に冷遇されているようである(^_^;)。

   この1点を除けば、さすがにその他の部分は本格的な「マニュアル機」である。実に
  多彩な撮影モードが用意されており、それぞれ使い比べるだけでも楽しそうだ。オート
  露出はお手軽だが、やはり「ここ一番!」という時には絞りやシャッタースピードにも
  こだわりたい。このカメラなら それが出来る。パナソニック DMC-FZ1 では出来ない。
  どちらを買うか? 大いに悩むところだ。

   ヤマダ電機でのお値段は 税別 85,800 円らしい。価格コムの最安値より 8,000 円も
  高いではないか! ゴネたらどこまで値引きしてくれるのだろうか?

2002年11月30日(土)


   ここんとこデジカメの話題が続いているが、今月の最後はお目当てのデジカメの比較
  検討で締めくくりたい。私は一体何を買うべきか? 果たして結論が出るのか?否か?

   私の現在の愛機は、ソニー MVC-FD91 である。型番で判る通り、なんと撮った画像を
  ガチャガチャとフロッピーディスクに保存する機種だ。メガピクセル機が一般的になる
  以前の機種なので、有効画素数はわずか80万画素しかない。弟からは「くされ80万
  画素」と馬鹿にされ続けてきた(^_^;)。

   しかし!である。有効画素数の多少は、撮った写真をプリントしない限り、すなわち
  私のように「画面だけで見たり」あるいは「Webサイト掲載用」だと割り切って使う
  分には、まったく不足のない問題だったのだ。さらに MVC-FD91 のズームは、他に類を
  見ない光学14倍という強力スペックで、まさに「向かうところ敵なし」でもある。

   そんな私が新しいデジカメを欲しくなった理由は、親父がデジカメを買った時にその
  買い物に付き合った折、昨今のプリンタ性能の向上で、デジカメでも写真と見間違える
  ほどの印刷が出来るようになったことを「実感」したことと、もうひとつはNゲージの
  電車を出来るだけ「焦点深度を深く」カッチリと撮りたくなったこと、の2点である。
MVC-FD91
psg3.gif
dmc-fz1.gif
SONY MVC-FD91
Canon PowerShot G3
LUMIX DMC-FZ1

   上の3枚の写真を見てほしい。私の現在の愛機と、現時点で私の候補に上がっている
  お目当ての2機種だ。これでも一応、左から「お値段が高い順に」並べてある(^_^;)。

   詳細仕様は各々のリンクを辿れば判るが、私が注目するのは光学ズームと撮影モード
  である。画素数はあまり気にしない。むしろ最近の500万超などは、かえって画像の
  取り回しに苦労すると思う。その辺だけを、スペックから抜き出してみたのが下表だ。
製品名
有効画素数
光学ズーム(35ミリ換算)
開放絞り値
撮影モード
PowerShot G3
400万画素
光学 4倍 35〜140mm
F2.0〜3.0
オート/優先/マニュアル
DMC-FZ1
200万画素
光学12倍 35〜420mm
全域 F2.8
オートのみ
MVC-FD91
 80万画素
光学14倍 37〜518mm
F1.8〜3.2
オート/優先

   この表を見ると、お目当ての2機種では 光学ズームの長さで DMC-FZ1 の方に一日の
  長がある。なんと言っても12倍は魅力的だ。すでに14倍を使っている私が、今さら
  どうして PowerShot G3 4倍ズームで満足出来よう? その意味では、弟から「くされ
  80万画素」と馬鹿にされる MVC-FD91 もレンズ性能では決して負けておらず、むしろ
  今でも一番優れている(?)んじゃないか? と思う(ワイド端では一番明るいレンズだ)。

   一方、撮影モードでは PowerShot G3 にしか「マニュアル露出」が無く、残念ながら
  DMC-FZ1 は「オートのみ」である。MVC-FD91 は 絞り優先とシャッタースピード優先が
  切り替えて選べたけど、それさえ付いていない DMC-FZ1 で 果たしてNゲージの電車が
  綺麗に撮れるのだろうか? DMC-FZ1 は旅行とか運動会をバシャバシャ撮りまくるのに
  最適だが、じっくり腰を据えて撮るならやはり PowerShot G3 か? もっとも G3 には
  ファインダーが「なっちょらん」という減点ポイントも有るのだが……。

   というわけで、どちらのデジカメを買うべきなのか? これで私は、昨夜から大いに
  迷って迷って迷いまくって……結論を出せずにいるわけである(^_^;)。

    1.PowerShot G3  を買う。
    2.LUMIX DMC-FZ1 を買う。
    3.いっそのこと両方買う。

   果たして結末は如何に? 次回「デジカメ購入記」の更新を 期待して待て(^_^)。

2002年12月1日(日)


   今日から師走である。西暦2002年も最後の月となった。公私ともに、やり残して
  いる仕事を「ひとつひとつキチンと」確実に片付けていきたいものだと切に思う。

   下の子供2人を連れて、近所のデオデオと100満ボルトへ。ヤマダ電機には、先週
  2回も行って顔を憶えられているはずだから、今日は引き続き別の店でデジカメを検討
  しようという作戦である。

   デオデオは PowerShot G3 と DMC-FZ1 の両方に、最初からACコードを挿して 客が
  自由に触れるようにしてくれていた。さすがは我らのデオデオである。これでお値段も
  安けりゃ言うことないのに……と思うが、よくよく考えてみると、こういうサービスを
  しているからこそお値段が高くなるのかも知れぬ(^_^;)。

   お陰様で両機を存分に弄り回すことが出来たが、どうもこの2台は、両方とも触れば
  触るほど「帯に短かし襷に長し……」と感じる部分が見えて来るもんだから、なかなか
  自分の気持ちが固まらない。しかも、その「帯に短かく襷に長い」部分がお互いに相反
  するもんだから、ますます話がややこしくなってしまうのだ(^_^;)。

   ファインダー部分に関して言うと、PowerShot G3 の実像式ファインダーは 早い話が
  「単なる穴」である。もちろん多少のズームは効くが、視野率83%では全然使い物に
  ならない。このカメラを「良い良い」と褒めている人々は、きっとファインダーなんて
  まったく使わずに、液晶モニタだけを頼りに写真を撮っているのだろう。せめて絞りや
  シャッタースピードのガイド表示だけでも出してくれれば、私だって視野率は我慢して
  使うのに非常に残念である。

   一方、DMC-FZ1 のファインダーは 視野率100%の電子ビューファインダー(EVF)で
  ある。−4〜+4dioptor の視度調整付きで、文句なく「一眼レフ」感覚で撮影に臨む
  ことが出来る。思えば私は、中学校1年生の昔から本日まで、人生の大半を一眼レフで
  写真に撮ってきた男であった。あの小さな窓から景色を覗いて、あの小さな窓に風景を
  切り取ってきたのである。カメラを構えた時、だらしなく両脇を開いて腕を前に出し、
  液晶モニタを眺めながらシャッターを切る……なんてことは私には到底出来ない!

   それなら、この DMC-FZ1 を 買えば良さそうなものだが、残念ながらこのカメラには
  「マニュアル露出」が付いていないのだ。Nゲージの電車を「カッチリと撮る」という
  希望は叶えられそうにないのである。光学12倍ズームは非常に魅力的だが、四六時中
  運動会を撮るわけでもないわな。このカメラは、ズバリ、幼稚園児を子供に持つ「ヤン
  ママ」のための製品だと思う。ヤンママは「焦点深度」のことなど考えないからね。

   う〜ん、う〜ん、う〜ん(^_^;)。

   一緒に連れてきた子供たちのことも忘れて、私は一人悩み続けた。悩んで悩んで悩み
  抜いて、結局、結論が出ないままである。ふと横を見ると、オリンパス CAMEDIA C-730
  UltraZoom というカメラがあり、これが都合良く「マニュアル露出」機能と「一眼レフ
  タイプ」ビューファインダーの両方を搭載していた。「もう、これで良いか(^_^;)」と
  半ば自棄っぱち(^_^;)にもなりかけたが、なぜかこいつは、ズームの動きがギクシャク
  していて少々チープに感じられ、寸でのところで思い止まざるを得なかったのである。

   今日は結局、デジカメは買えず仕舞いだった。う〜ん(^_^;)。

2002年12月2日(月)


   会社の帰りにアプライドに寄ったら(寄らなきゃ良かった(^_^;))、キヤノンのG3が
  81,800 円 で売っていた。これは先日ヤマダ電機で聞いたお値段より4千円安く、東京
  近郊での最安値との中間の金額である。「デビットカードは使えるのか?」と聞いたら
  (聞かなきゃ良かった(^_^;))、店員は笑顔で「もちろん使えます」と言う。

   私はケチで堅物で貧乏性なので、借金が大嫌いだ。クレジットカードの類は死んでも
  使わん主義だが、即時決済・通帳引き落しの「デビットカード」だけはサイフ代わりに
  良く使う。G3に付属するCFカードは32メガらしく、「256メガのCFカードを
  付けて消費税込みでいくらになる?」と聞いたら(聞かなきゃ良かった(^_^;))、店員は
  電卓を叩きながら曰く「10万円をちょっと越えますね」と来たもんだ。

   当然「端数は綺麗になるんだろうな?」と聞いたら、案に相違して店員は苦しそうな
  顔で「お客さんこれが精一杯です」と言う。冗談じゃない。「こっちはデビットカード
  だよ、あなた10万払う客の通帳に 端数を印字するのかい?」と脅したら(脅さなきゃ
  良かった(^_^;))、店員はいったん奥に下がったあと「10万ジャストで 結構です」と
  またもや苦しそうに  要求に応じてくれたのであった。

   …… というわけで、安いのか高いのか判らんが とにかくキヤノン PowerShot G3 を
  ついに買ってしまいましたとさ(^_^;)。
02120201.jpg ← 買っちゃった (^_^;)

   帰って来てからずっと弄り続けているが、まだまだ全然使いこなせない。思った通り
  実像式のファインダーはまったく使い物にならず、撮影は(不本意ながら)液晶モニタを
  見て行なうしかない状況である。こんな撮影スタイルに慣れることが出来るのかな?と
  早くも少々不安になっている(^_^;)。こりゃ、やっぱ「失敗」だったかなぁ?

2002年12月3日(火)


   夕方より、雨。今月になって昨日から背広を替えたばかりなのに、どしゃ降りの中を
  濡れて泣きながらバイクで帰宅した。

   昨日衝動買いしてしまった PowerShot G3 だが、まったく使い物にならない実像式の
  ファインダーを除けば、あとはすこぶる本格的なデジカメである。マニュアル露出では
  絞りを F8 まで絞り込めるので、焦点深度の深い「カッチリとした」Nゲージの電車も
  撮れるだろうと思う。もっとも400万画素の画像ファイルは、パソコンに取り込むと
  1枚が軽く1メガバイトを超えてしまうので、ちょっと「なんだかな〜(^_^;)」という
  気持ちが無いわけでもない。記念写真などの「ここぞ!」という時に使う画像サイズと
  Webサイトに掲載する「ゴミカット」などで使う画像サイズを、これから試行錯誤も
  交えつつ決めていかねばならんだろうなと思っている。

   ところで、今回大騒ぎしたデジカメ選びは、果たしてこれで本当に一件落着したので
  あろうか? 否! 実はまだ一件落着したわけではないのである!

   どうも私は、世間の他人様とは「ほんの少しだけ」違う部分に対する「こだわり」の
  ためだけに、ほとんど人並み以上の苦労を背負い込む男のようである(^_^;)。カメラを
  構える時のポーズが違うだけで、PowerShot G3 を買い込んだあとでも 人知れず苦労を
  続けなきゃならない。ここまで書けば判ると思うが、実は私は今回、もう1台のカメラ
  である DMC-FZ1 も、この際 思い切って買っちゃおう!と思っているのである(^_^;)。

   今日は大雨が降っていたので、残念ながら 会社帰りに DMC-FZ1 を買いに行くことは
  出来なかった。もしも明日が晴れたら、私は何をしでかすか、自分でも良く判らない。

   ……というわけで、次回「デジカメ購入記」の更新を 期待して待て(^_^)。

2002年12月4日(水)


   アプライドで使える「お得意様カード」なるモノの存在を思い出した。もう随分前に
  入手した特権だが、完全に忘れていた。一昨日 PowerShot G3 を買った時にでも使えば
  良かった……と思うがもう遅い。こういうのを「あとの祭り」と言う(^_^;)。

   アプライドには DMC-FZ1 の在庫が無く、注文の上 取り寄せとなるそうだ。注文前に
  入金も必要らしく、それはどうよ?とも思う。というわけで アプライドで DMC-FZ1 を
  買う可能性は極端に低くなったと言わざるを得ない。

2002年12月5日(木)


   会社帰りにヤマダ電機に寄った。今日は DMC-FZ1 が 55,000円だった。1週間前より
  1,800 円安い。高速書き込みタイプで128メガのSDメモリカードをつけて、消費税
  込みで 67,179 円のところを、これまた大いにゴネてゴネて、65,000円ジャストにして
  もらった。価格コムの最安値情報は、意外に「脅し文句」として効くようだ。支払いは
  いつも通り、即時決済・通帳引き落しのデビットカードである。
02120501.jpg ← 買っちゃった (^_^;)

   帰って来てからずっと弄り続けているが、なかなか良い感触だ。電子ファインダーが
  視野率100%で、やはりこれは何物にも代え難い安心である。これでマニュアル露出
  さえ付いていれば本当に「言うことなし」なんだけど、こればかりは後継機に期待する
  しかなさそうだ。しかし、パナソニックというメーカーは、デジカメメーカーとしては
  今まで完全に「アウト・オブ・眼中」だったのに、結構カッチリした素晴らしい製品を
  作るんだなぁ、と感心してしまった。今後は、この DMC-FZ1 が常用機となりそうだ。

   たて続けに2台もデジカメを買ったわけだが、合計16万5千円も払うなら、もっと
  別の手があったような気がしないでもない。会社の同僚で「社会派の彼」などは、私が
  2台買うつもりだと話したら、ニヤニヤしながら「漢ですねぇ」と嗤っていた。きっと
  呆れて馬鹿にしているのだろうと思う(^_^;)。

   しかしまぁ、今まで流行りのデジカメにほとんど興味の無かった男が、2002年の
  秋から冬にかけて、真剣になって物色した結果がこの2台なのである。要するに、世の
  中が21世紀になった現在「この段階」でも、市場には1台で私を満足させ得る製品は
  無いわけであり、その意味ではまだまだ「デジカメ普及機」というモノは発展途上とも
  言えるのではないか?

   画素数競争が一段落(?) しつつある今、基本的ポイントを押さえたオーソドックスな
  カメラが登場することを切に望む。

2002年12月6日(金)


   PowerShot G3 と DMC-FZ1 を買って色々と試し撮りをしているうち、2台のカメラで
  パソコンに画像を取り込む時の方法が違うことに気が付いた。すなわち、G3は撮った
  画像を TWAIN ドライバ 経由で画像ソフトに取り込むのに対して、FZ1はパソコンに
  繋いだカメラ自体が「リムーバブルディスク」としてパソコン側に認識される。これは
  どう考えても圧倒的にFZ1の方が使いやすい仕様だと思われるが、同じことをG3で
  やりたくてマニュアルを読み漁ったところ、G3でも WIA ドライバ を使った場合には
  FZ1のように「リムーバブルディスク」として認識されるようである。

   しかし 残念ながらこの WIA ドライバは、パソコン側が Windows Me か XP でないと
  使えないのだ。Windows 2000 を使っている私は、当分は TWAIN ドライバ 経由で G3
  付属の「専用取り込みソフト」を使って画像を取り込むしかなさそうだ。このソフトの
  デザインは「砂糖菓子」みたいで、個人的にはちょっと気に喰わない(^_^;)。



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