2003年7月16日(水) 〜 2003年8月11日(月)

QTネット BBIQ 接続不調記

bbiqtop2.jpg
「QTネットで、快適ブロードバンド生活!」


2003年7月16日(水)


   なんか最近、我が家のインターネット環境がおかしい。ネットサーフィンをしている
  途中、一晩に数回の頻度で、なぜかリンク切れが発生してしまうのだ。

   最初は、メディアコンバータが悪いのか?と思った。電源アダプタを抜き差しすると
  再び接続が復活して、いつものようにネットサーフィンを続けることが出来る。しかし
  途中でブロードバンドルータ NP-BBRS のリンク LED が点灯していないことに気付いて
  メディコンじゃなくルータの方の電源をオフオンしてみたら、これでも接続が復活する
  ことが判った。ははぁ〜んと思って、今度はメディコン直付けでインターネット接続を
  してみたら、その状態では途中でインターネット接続が切れるようなことはない。

   これはつまり、ルータが悪いのだ。ルータは書斎の物入れである「自称MDF室」に
  収納したままだから、この季節ひょっとすると熱暴走しているのかも知れない。冷蔵庫
  からアイスノンを持ってきてルータの天板を冷やしたら、その夜は接続が切れることが
  なかったのである。この時点で私は、ルータの天板に放熱フィンでも取り付けようか?
  などと呑気なことを考えていた。

   しかし、2〜3日後に、事態はますます深刻さを増してくる。ルータ電源をオフオン
  すれば1時間程度は保持出来ていた接続時間が、どんどん短くなって10分程度で切断
  されるようになったのである。ひどい時には僅か5分すらリンクが保持出来ない場合も
  あって、その度にルータ電源をオフオンさせられるのには閉口するしかなかった。

   不思議なことに、リンクが途切れた状態でも パソコンからルータ(192.168.0.1)には
  アクセスすることが出来る。ブラウザでルータの管理者メニューを開き、様々な設定を
  弄ったあと、本体を再起動することも出来るのだ。つまりルータ全体が熱暴走している
  わけではなく、具合が悪いのはWAN側だけでLAN側は「生きている」のだ。ただし
  再起動後はリンクが確立することもあれば確立しないこともあって、確立しない時には
  本体電源をオフオンしなきゃ金輪際インターネットには繋がらなくなってしまう。

   これは一体どういうことだろう? 熱暴走で、都合良くWAN側だけが死んでしまう
  ルータがあるのだろうか? それともこれは、ルータの「初期不良」だろうか? もし
  初期不良だとしたら、天板に放熱フィンを取り付ける工夫は無駄だということになる。
  まだ買って間もない製品だから、メーカー保証期間中なら100満ボルトで本体を交換
  してくれるかも知れないが、下手にユーザー側で加工を加えるとそれも「おじゃん」に
  なりそうだ。

   とにかく、常時接続環境においてはリンク切れだけはいかん! ブロードバンドだの
  スループットだのを云々する以前に、根本的な大原則とは「常時」接続であるはずだ!
  とりあえず、今はルータを騙し騙し使いつつ、なんらかの対策を検討せねばなるまいな
  ……と悩んでいるところである。果たしてこの先、一体どうなるのだろう?

2003年7月19日(土)


   ブロードバンドルータ NP-BBRS の調子が、いよいよ おかしくなってきた。リンクを
  保持出来る時間がどんどん短くなって、ついに本体を再起動しても電源を入れ直しても
  再接続が出来ない状態になったのだ。この状況で NP-BBRS を外し メディアコンバータ
  直結でインターネットに接続してみると、当然のことながらリンク切れは発生しない。
  どうやら NP-BBRS の 単独障害の可能性が濃厚となってきたわけだ。これってやっぱり
  製品の初期不良でしょうか? 昔から IO-DATA 社のファンだったのに、大変残念だ。

   ふと思いつき、ルータの天板を外すネジを回してみた。天板はビス4本で固定されて
  いるが、このビスをドライバで回すことは造作もないことである。ただし、最後の1本
  だけはビスの頭にシールが貼ってあり、これを回すためにはそのシールを剥がさなきゃ
  いけない。シールを剥がせばメーカー保証が効かなくなるのは百も承知だったが、気が
  つけばその最後のビスも外れていた。古人曰く「そこにネジがあるから回すのだ」と。
03071901.jpg ← NP-BBRS の内部

   というわけで、通電しながら内部のチップを手で触れてみたりもしたが、熱暴走する
  ほど熱くなっている部品はなかった。おまけに「死んでいる」と思っていたWAN側の
  リンク LED が、管理者メニューから 接続方法を PPPoE 方式から LAN 型 DHCP 方式に
  変更した途端に点灯することも判って、ちょっと「あれれ?(^_^;)」とも思っている。
  もちろん、LAN 型 DHCP 方式で認証に失敗するのは以前の通りだが、少なくともリンク
  LED が点灯する限り、ルータがWAN側でなんらかのIPアドレスを咥え込んでいると
  見るのが正解であろう。てっきり初期不良だと思っていたルータだが、ひょっとすると
  悪いのは IO-DATA 社ではなく BBIQなのかも知れない。今年4月から3ケ月程度で
  認証方式を新方式に移行する予定だと言っていたが、こっそり PPPoE(か何か)の環境を
  変更したのではあるまいな?

   思わず「おのれ〜、BBIQめ〜っ!」と唸りながら、お客さまセンターに電話して
  みたところ、時間外で空しく受付終了メッセージが流れるだけであった(^_^;)。今夜の
  ところはメディコン直結でインターネットに接続しているが、メディコン直結だと外部
  から予期せぬブロードキャストなどが飛んで来て、突然メッセンジャーサービスが起動
  したりするから精神衛生上非常によろしくないのよね(^_^;)。文字化けしたメッセージ
  パネルから判断するに、どうも中国人(あるいは韓国人?)からの悪戯みたいではある。

2003年7月20日(日)


   昼からBBIQのお客さまセンターに電話して、先週から今週に至るまでの我が家に
  おけるリンク切れ問題について尋ねてみた。電話に出た担当者は、私の報告を興味深く
  聞いたあと驚くべき内容を回答してきた。なんと!「もしかしたら、弊社側で戸田様の
  ルータのMACアドレスをロックしてしまったかも知れません」だってさ。

   「MACアドレスをロック」とは、一体どういうことよ? なんで、そ〜ゆ〜ことを
  しますか?(^_^;) ロックしたか否か?の正式回答(及び 万が一ロックしていればその
  解除まで)は 来週火曜日まで持ち越しとなってしまったが、ユーザーにしてみれば実に
  腹立たしい出来事である。もし、今回の一連の騒ぎがBBIQ側の操作の結果だったと
  したなら、ルータの初期不良を疑って試行錯誤した私の苦労を「カネに換算」した上で
  BBIQは私に対しなんらかのペナルティーを支払うべきではないのか?と私は思って
  いる。せっかくの3連休、こんな「不毛なこと」で苦労させられる身にもなって欲しい
  もんだ。この件については、すべての結果が出たあと、もう一度レポートするつもり。

2003年7月22日(火)


   夕方、会社にBBIQのお客さまセンターから電話がかかって来た。先日から異常な
  状態が続いている我が家の状況について、リンク切れの観点からの説明があった。

   それによると、懸案だった「ルータのMACアドレスロック」については、BBIQ
  側ではロックをしていないそうだ。PPPoE 接続出来ない理由は別にあって、現在原因を
  調査中だと言う。大分市では、私以外にも、PPPoE 接続で被害を被っているユーザーが
  いるらしい。「出来れば DHCP で接続して下されば、リンクは安定するはずです」との
  ことだが、現時点では、私が購入した NP-BBRS では どうしても DHCP 接続することが
  出来ないことは先方も承知済みである。

   通常、BBIQに DHCP で接続すると、最初にBBIQ内の ローカルIP(クラスA
  だと思う)が ふられる。この状態で認証が行なわれ、これが通ったあとグローバルIP
  アドレスが割り当てられるのだが、この時の認証CGIの動作で各社製ルータとの相性
  問題があるらしく、現在検証を行なっているところなのだそうだ。しかし、先月6日に
  我が家にBBIQが開通した時点で、少なくともBBIQは私から NP-BBRS では DHCP
  接続出来ない報告を受けているはずなのに、その後の検証作業が2ケ月近くもかかって
  まだ終わっていない……というのは、許せないことではなかろうか? それじゃあ私が
  DHCP で接続するためには、一体どこのメーカーのルータを使えは良いのだろう?

   そう訴えると、担当者は苦しそうに、現時点で DHCP 接続の確認が取れている各社製
  ルータの「一覧表」をメールで送ってくれることになった。これは、まだWebサイト
  上では公開していない「未公開情報」とのこと。
メーカー名
製品名
ファームウェアのバージョン
NEC Aterm WB7000H ver 7.48
IX1000/2000 シリーズ ver 5.0.4T
Personal PBR005 ver H4.14
コレガ BAR SW-4P VA ver 1.00.00
MR-NWG-OPT ver 3.509
メルコ WLAR-L11G-L ver 6.14
WBR-G45 ver 1.13
BLR3-TX4L ver 3.60 (CZ.0)
BLR3-TX4 ver 1.31
ヤマハ RTW65b ver 5.03.11
IO-DATA NP-BBRex ver 1.10
Planex BRL-04FM ver 1.0R08
オムロン MR104FH ver 1.01A
京セラ KY-BR-CB100 ver 1.12

   私の NP-BBRS は 確認済み対象機種ではないので、当面 PPPoE 接続で 不安定なまま
  使い続けなければならなくなった。ただし NP-BBRex という旧機種が、ファームウェア
  バージョン 1.10 で確認済み対象機種に上がっているのはせめてもの「救い」である。

   夜中近くに帰宅して、担当者からのメールを読むため ルータをもう一度 PPPoE 接続
  してみたら、今夜はなんとかインターネットに繋がった。10分ほどでリンクが切れる
  のは以前の通りだが、今はなんとかこの状態で騙し騙し使うしかないようだ。くっそ〜
  BBIQのクソ野郎め〜! 1日も早く PPPoE を安定させろ〜っ!!(^_^;)

2003年7月24日(木)


   クタクタになって午前様で帰宅。相変わらず、BBIQの調子は今夜も悪い(^_^;)。
  PPPoE で繋いでいると、リンクが僅か5分〜10分程度で切れちゃう。おちおちネット
  サーフィンすることすら出来ない。リンクが切れる度に、何度も何度もルータを再起動
  していたら、疲れた身体にドドッと睡魔が襲ってくる。これじゃ、1日のストレス発散
  なんて出来やしねぇ!(^_^;)

2003年7月25日(金)


   今夜は上司に誘われて、久し振りに軽く一杯やった。飲み始めたのが比較的遅かった
  ため、最初の焼き鳥屋で夜中の1時半まで粘って、タクシーで帰って来た。フラフラに
  なって帰って来て、いつものようにインターネットに繋いでみたら、今夜のBBIQは
  ウンともスンとも言わなかった(^_^;)。くそ〜! BBIQめ〜!!(^_^;)

2003年7月26日(土)


   昨夜は午前様で、寝たのも相当遅かったから、今日は昼過ぎまで寝ていた。リビング
  まで這うようにして起き出して、朝メシ兼昼メシのトーストを喰う。

   コーヒーを飲んで、ようやく頭がシャキッとして来たので、その勢いで散髪屋に行く
  ことにした。恒例となった「3ケ月おきの散髪」だが、実は正確には今回だけは1週間
  早い散髪なのである。ここんとこ、暑くて暑くてたまらんもんね。

   散髪から帰ったら、BBIQの接続確認である。貴重な休日の貴重な時間を、なんで
  私は浪費せねばなりませんか? BBIQに「責任者出て来い!」と訴えたい(^_^;)。

   先日メールで送ってもらった一覧表の中に、IO-DATA の NP-BBRex が含まれることに
  注目する。NP-BBRex で DHCP 接続が出来るなら、私の NP-BBRS で DHCP 接続出来ない
  はずはない! そう確信して試行錯誤を続けること約2時間後、何かの拍子にルータを
  再起動したら、なんと NP-BBRS で DHCP 接続が出来ちゃったではないか!

   どうしたら DHCP 接続出来たのか? 実はハッキリと憶えていない。ルータの設定を
  色々といじくり回して、とにかく最後に再起動したら繋がったのである。しかし、不幸
  にも私はこの時、ルータの「再接続」オプションを「しない」に設定していた。たぶん
  DHCP のリース期間が切れたら、その時点でリンクは途切れてしまうだろう(^_^;)。

   ようやくネットに繋がって、大急ぎで溜まっている着信メールだけ処理した。ネット
  ワーク人生も15年近くになるが、着信メールを溜めるだなんて、旅行と出張に行った
  時を除けば初めての経験である。自分のサイトの掲示板にも返事を書かなきゃいけない
  ところだが、今日はそこまでの余裕は到底ない(^_^;)。

2003年7月27日(日)


   夜。BBIQの調子が再び悪化した。「も〜イヤっ!」っちゅう感じ(^_^;)。残念な
  ことに、せっかく繋がった DHCP のリース期限が切れたらしく、何度ルータをリセット
  しても2度と DHCP では繋がらなくなった。PPPoE 接続だと一旦は繋がるけど、10分
  程度で切れるのは以前の通りである。まったく「常時接続」が聞いて呆れらぁ!(^_^;)

2003年7月28日(月)


   月曜日だと言うのに、午前様で帰宅。今週1週間分の半分くらいのパワーを、すでに
  使い果たしてしまったような感じである(^_^;)。この週末は、BBIQやらリビングの
  電話機やらに振り回され、ほとんど自分の時間をゆっくり過ごすことが出来なかった。

   そのBBIQの調子は今夜も最悪の状況だ。ルータを再起動し続けること約30分間
  ドドッと睡魔が襲って来たのでもう寝ることにする。Webサイトの更新が滞ったのは
  非常にマズい。なんとかせねば、とは思うが、どうしようもない。午前2時就寝。

2003年7月29日(火)


   相変わらずBBIQの調子は今夜も非常に不安定だ。毎日毎日、仕事から帰って来る
  のがとても遅いので、私はBBIQを夜中しか使えない。その夜中に調子悪いのだから
  これはもう「いじめ」としか思えない。今月の接続料金は、何がなんでも絶対に払って
  やるもんか!……という気持ちがフツフツと芽生えつつあるところ。午前3時就寝。

2003年8月2日(土)


   朝からBBIQのお客さまセンターに電話して、常軌を逸したここ半月ほどの不具合
  に対する徹底的な抗議を行なった。先月中旬から毎日毎日ブチブチ接続が切れまくって
  とてもじゃないが「通信インフラ」としての役を果たしていない! 今日もまだ接続は
  不安定なままである! これ以上不具合が続くようなら解約せざるを得ない! 少なく
  とも7月分の接続料金は払えるはずないから覚悟しておけ!……とまぁ、かなり過激に
  抗議したが、先方担当者が言うには「8月5日にWebサイトで告知する予定の報告を
  お待ち下さい」という回答だけだった。

   先日来 私が購入した NP-BBRS ではBBIQに DHCP 接続することが出来ず、これを
  解決すべくネットで「裏技」を探していたら、あったあった、ありました! さすがは
  天下の「2ちゃんねる」である。

    ● BBIQ専用スレ(4回線目)

   このスレッド上には、BBIQのお客さまセンターではどうしても解決出来なかった
  NP-BBRS での DHCP 接続の方法が報告されていた。

 (1) NP-BBRS の「詳細設定」で「WAN側設定」を開く。
 (2) LAN型接続の「IP自動取得接続設定」を指定し、必要な設定を行なう。 
 (3) ルータが勝手に再起動するから、いったんブラウザを終了する。
 (4) ブラウザを再起動する。するとBBIQのログイン画面が出るはず。
 (5) この状態でもう一度、NP-BBRS の設定メニューから「本体再起動」を選ぶ。

   たったこれだけのことだった。BBIQのログイン画面でルータを再起動させるのが
  ミソだったのだ! ちなみに NP-BBRS の設定値のうち ホスト名は空欄、自動再接続は
  有効、DNSプライマリは 210.191.71.1、セカンダリは 210.191.71.2 に指定する。

   ようやくBBIQに DHCP 接続することが出来た。DHCP は PPPoE と違って、現時点
  ではリンクが途切れるようなことはなかった。このまま2〜3日、様子見であろうな。

2003年8月3日(日)


   夜。NP-BBRS の DHCP 接続を再開して24時間が経過した。今のところ、接続は安定
  している。「切れない」ということが、かくも有り難いことだったとは。まぁ、本来は
  この状態が当然なんですけどね。

2003年8月6日(水)


   先週土曜日の夜に DHCP による接続が確立したBBIQだったが、幸いにもあれから
  接続が切れるような事態は起こっていない。インターネットにとって、速度はともかく
  最低限「常時」接続だけは絶対譲れない条件だなぁと、改めて感じる次第だ。ここらで
  ユーザーからの信頼を繋ぎ止めておかないと、BBIQに将来はないだろうと思う。

2003年8月11日(月)


   今夜もBBIQがまた落ちた!(^_^;) ルータを再起動したが繋がらない。ローカル
  IPアドレスすら取れない状況だったので、メディコンの電源を入れ直したらようやく
  繋がった。早速、2ちゃんねるのBBIQ専用スレ(4回線目)を読んでみたら、各地で
  怒り狂ったユーザーたちが怒涛の書き込みをしていた。某所には「BBIQ接続不安定
  被害者の会」という掲示板まで出来ており(ただし現在は閉鎖中)、同情を禁じ得ない。

   これらによれば、今夜の障害発生では大分と熊本と鹿児島と長崎のユーザーが被害に
  会った模様である……って、これじゃほとんど九州全滅じゃん(^_^;)。嗚呼BBIQよ
  この先一体どうするつもりなのだ?(^_^;)



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